40歳から本格的に始めたランニングですが、自分なりに真剣に取り組んでいくなか現時点で思うベストな着地は、つま先小指側から着いて母指球にのる着地です。

大前提は重心の真下に着地

どこから着地しようが重心の真下に着くことが大前提です。

重心よりも前方に着地するのをオーバーストライドと呼んだりするそうですが、オーバーストライドは自分に向かってくる地面に逆らって着地することになり、余計に受ける衝撃ですぐに足が痛くなります。

とはいえ、厳密に重心の真下に着地すれば着地点を支点に前方に転がってしまうので、重心の前方に着くんだけどできるだけ真下の近くに着地するというのが実際です。

かかと着地は絶対違う

かかと着地はどうしてもオーバーストライドになります。 もし重心の真下に着こうとするなら相当意識して足首を曲げておいてから着く必要があります。 とてもじゃないけど前脛骨筋(足首を曲げる筋肉)がもたないし、そもそも自然に走れません。

私は1973年生まれですが、小学生の頃に「長距離はかかと着地で走れ」って教わった記憶があります。 根が真面目(←ホントです・笑)なので学生時代の持久走もランニングを始めた40歳からもかかと着地で走っていましたが、持久走はずっと苦手でしたし、ランニング開始から着地を変えるまでの8か月間は、腰痛以外のランニング障害は全部経験したんじゃないかと思うくらいケガばかりでした。 持久走が苦手だったのもランニング障害も、どちらもかかと着地が原因だったと思っています。

一番自然なつま先小指側着地

足首の力を抜くとつま先は下がり、足の裏がやや内側を向いて小指側が低くなります。

なので余計な力を入れずに重心の真下に着こうとすれば、おのずと小指球(小指のつけ根)あたりから着地するはずだと思うのです。

着地衝撃を受けにくいつま先小指側着地

足の構造は漫画的に描くとこのようになっています。

踵骨(かかとの骨)-距骨-脛骨(スネの骨)とほぼ直列に積み上がっているので、かかとから着地すれば地面反力はダイレクトにスネと膝に伝わります。

それに対してつま先小指側着地は、まず、小指側で着いておいてから母指球に荷重させることで、いきなり母指球で着地する場合よりも地面反力が小さくなります。 そして、母指球で受けたそのやや小さくなった地面反力も、距骨に伝わるまでに途中の3つの関節でさらに減衰します。

これらの地面反力の減衰が靭帯の伸び縮みで行われるというのも重要ポイントです。 いくら衝撃が小さい着地でもふくらはぎの筋肉に頼ったものであれば長距離走では使えませんからね。

実際に走れば着地時にふくらはぎの筋力発揮が当然ありますが、つま先小指側着地では発揮する筋力が相当小さいので、楽に走れます。 これに関してはチャレンジして実感するまで納得できないかもしれません。

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最後に

母指球着地とかフラット着地とかもあるようですが、どうなんでしょう?

余分な力を抜いて重心の真下に着地した結果、自然と母指球から着いたりフラットに着いたりするのならいいのかもしれませんが、わざわざ意識して減衰機能が使えない着地をする意味は無いと思います。