自分で言うのもなんですが、これと決めたことに関しては、よほどのことがないかぎり根気が続くほうです。たいした理由も無く続かなかったことといえば・・・、ピアノとギターくらいでしょうか? ピアノなんて、姉と弟と妹は結構続いたのに、どうして自分だけ続かなかったのか・・・。音楽のセンス、無かったのかな?

物事を続ける力って、個人差がありますし、たぶん地域性もあると思っているんですが、いずれにしても、自分が続く人なので、続かない人の気持ちがもうひとつよくわからないのです(スミマセン!)。

とはいえ仕事では、患者さんや、特に選手には、期待する成果が得られるまで取り組みを継続してもらわないといけません。長年手を替え品を替えやってきた結果、どうやらコツがあると思うに至ったので、ご紹介します。

1.とにかく取り掛かる

元も子もない話に聞こえるかもしれませんが、コレに尽きます。やり始めてしまえば、大抵最後までできます。自分もそうですし、指導する選手を見ててもそうです。皆さんも、嫌々始めた宿題が、やっているうちに集中してきて、結局できちゃった、って経験ありますよね?

仕事柄、たっくさんの指導者をみてきましたが、上手な先生はどうやらこのことをご存知です。

選手の態度が少々悪かったり、多少やる気が無いようにみえても、「おまえらー!やる気あんのかー!!」ってカミナリ落とさずに、練習を始めちゃいます。そして、プレーのひとつひとつを丁寧に反復させているうちに、選手の集中度が高まってきて、スタート時にはまともに練習できるかこちらが心配するような雰囲気だったのが、驚くほどいい練習になっちゃう。

ランニングも、走り出してしまえば大抵最後まで走れます。

万が一、走り始めてもやる気が湧いてこないのなら、そこは頑張りどころではありません。それ以上は頑張らないで、その日はそこで切り上げる。

頑張りどころは準備です。

しっかりした準備を事前にしておいて、走り始めるまでのハードルをできるだけ低くしておく。例えば
・気に入ったデザインのウェア
・履きやすいシューズ
・使いやすい道具(バックパックとか腕時計とか)
・快適に走るためのグッズ(手袋、サングラス、帽子など)
・着替え
・ドリンク
走るときや走った後に必要なものを事前に用意しておく。ウェアや着替えは事前に出しておく。身に付ける物は気に入ったデザインで使いやすいものを揃える。地味ですが、これらの徹底がイチバン効きます。

それでも続かないのなら、ひょっとしてスポーツに向いていないのかもって思わなくもないですが(失礼!)、諦めず以下の2つを試してみて下さい。

2.走っている知り合いを見つける

一緒に走ろう、ってんじゃないんです(そうしてもいいけど)。知り合いを見つけるだけでいいんです。できるだけ身近な人で、人数も多いほうがいいです。

続ける力が無いチームの中で、ひとりだけ続ける力がある選手がいることって、あまりありません。もし続ける力がある選手がひとりでてくると、つられて何人かに続ける力がついてきちゃいます。

人間って想像以上に身近な人から影響を受ける動物のようです。

3.走っている人で、憧れの人を見つける

学校部活動のチームにダウン(整理体操のことね)を指導するのも仕事のうちなんですが、コレがなかなか続かないんです。

それでも、監督やコーチが、特に監督がダウンに関心を持っているチームはそのうち定着するのですが、監督がダウンに無関心のチームは何年たっても定着しません。

人間って、自分にとって影響力の強い人が関心を持っていることに、関心を示します。

選手としては人事権を握られているようなものですから、監督は大変影響力の強い人ですが、皆さんにはきっとそのような人はいませんよね。その場合は、憧れの人を見つけて強い影響を自ら受けちゃう。

女性には、ランニングやフィットネスの写真誌を利用する手があります。その中に登場するモデルさんやタレントさんは、心からそうなのか仕事だからかはわかりませんが、ランニングやフィットネスに関心があって、かつ継続して取り組んでいる人たちなので、その中から共感できる人を見つけて、憧れの対象にしてしまうのです。

例えば『Humming Birds』。

季刊誌なので、しょっちゅう買わなくてもいいし。

とにかく、あの手この手で走っているうちに、走ること自体がおもしろくなってきます。そしたらコツもヘッタクレも必要なくなりますから。