ランニングは技術です。ランナーとしても、職業トレーナーとしても、そう考えています。

技術なので、上手い走り方もあれば下手な走り方もある。

2~30km走るとお尻が痛くなったり、下りで脇腹痛くなったりする私はきっと、まだランニングが下手なんです。

だから毎回技術練習のつもりで走っています。

技術練習のポイント1.たくさん繰り返す

新しくて、科学的で、効率的な練習がもてはやされる昨今ですが、技術練習で大切なのはやはり反復練習だと思います。

技術の拙さを特定の部位の筋力のせいにするのは、近道にはなりません。それどころか、裏目に出て故障したり、技術を壊したりすることのほうが多い。これはランナーとしての実感だけでなく、長年トレーナーとして現場で見てきた事実でもあります。

1997年のテニス全豪オープンでグラフ選手の練習を見たんですが、コーチが球出ししたボールを打ち返す練習を延々としていました。

同じような練習を軽く1時間以上やっていたと思います。サインが欲しくて(根がミーハーなもので・汗)練習コートの出入り口でずっと待っていたんですが、挫折しそうでした。

当時グラフ選手は27歳で世界ランク1位。20年前とは言え、このクラスの選手がこのボリュームで地味な反復練習をするんですから。

技術練習のポイント2.関節可動域

十分開かない指でピアノの練習してもなかなか上達しないのと同じで、ランニングにも必要十分な関節可動域があると考えています。

どの関節にどのくらいの可動域があれば十分かは後日綴る予定ですが、ひとまず足首はちゃんとしゃがめるくらい曲がったほうがいいです。

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技術練習のポイント3.目標とフィードバック

ただ走るだけでは、そこそこの走りしか身に付きません。それ以上の上達を望むなら、できるだけ明確な目標をたて、それに近づくように集中して練習する必要があります。

私も含めて、指導者なしで練習するランナーの問題はこれです。

目標設定は正しいのか? その方向に進んでいるのか?

自分ひとりではわかりにくいのです。

身近にいい指導者がいたり、所属するランニングクラブでいいアドバイスがもらえたりすればいいのですが、その環境が無い場合はどうするか。

大切なのは、フィードバックを受け取ることができる目標設定です。

私は次の3つに気を付けて練習しています。

1.タイム

より速く走ることは、手っ取り早い目標設定です。

今はGPSウォッチがあるので、得られるフィードバックも正確です。

2.足音

静かな足音で走るように工夫しています。

擦ったような足音も下手な証拠だと思います。

ちゃんと足音を聞きたいので、イヤホンつけて走ることはしません。

3.着地衝撃

理屈上、水平移動に地面反力はロスですし、故障にもつながるので、できるだけ衝撃を受けないように走っています。

ソールの薄いシューズのほうがフィードバックを受け取りやすいです。

その点ワラーチは最適です。

まとめ

良い指導者に見てもらう環境にはかないませんが、目標を明確にして、良いフィードバックを得る工夫をすれば、ひとりでも良い技術練習ができます。