『BORN TO RUN』(関連記事)を読んで、すぐにワラーチで走ったり、製作・販売するようになったわけではないんです。

サンダルで走ったり裸足で走ったりする人たちは、“自分に関係のない世界の人”、というのが第一印象だったくらいです。

それが今ではワラーチで100km走ったり、ワラーチを製作・販売しているのだから不思議です。

そこで今回はその経緯を振り返ってみます。

1.地下足袋で走ってみようかな?
裸足で走れば痛くない、という意見にはとても惹かれました。

で、思い浮かんだのが地下足袋です。

ネットで調べてみたら、あるじゃないですか、ランニング足袋『KINEYA 無敵』(←この商品、イイですよ)。

通販ですぐ購入しました。

購入履歴を見ると、4,860円で買っています。

まだ、持っているんです。
無敵
ソール厚は5mmってところですかね。
無敵よこ
通勤ランで履いてみたところ、最初は突き上げるような接地衝撃が後頭部まで上がってきて怖いくらいでしたが、柔らかい接地をこころがけてみたところ、すぐに走れるようになりました。

で、これホントの話なんですけど、その前の日まであちこち痛くて満足に走れなかったのに、その日はほとんど痛みなしで走れて、以来、故障らしい故障は一度もないんです。

2.サポートチームの選手に履かせたい
サポートしている野球部の練習に導入したい、ってすぐに思いました。

思ったんですけど問題は費用です。

この商品に値段相応の価値は十分あると私は思いますが、選手のご父兄に、「地下足袋履いてランニングさせるから費用負担して」、なんてお願いするのは気が引けました。

ホームセンターをいくつかまわって作業用地下足袋も見たんですが、安いヤツはつくりがゴツくて、裸足感覚とは程遠いんです。

それと衛生面。

仕方ないとは思うんですけど、しばらく履いていると結構臭います。

選手たちがこまめに地下足袋洗う姿も想像できませんしね(笑)。

これらがネックになり地下足袋はボツでした。

3.だったらサンダルしかない
足袋がボツなら裸足かサンダルですが、裸足は春と秋のそれぞれほんの1,2ヶ月しか走れない(冬はムリだし夏の地面はものすごく熱いのでこれまたムリ)。

なので仕方なくサンダルだったんです。

当時からネットにはワラーチの作り方がたっくさん公開されていたので、作れるだろう、とは思いました。

でも、そもそもサンダルなんかで走れるのか、この時点でも正直まだ半信半疑でした。

4.自分と息子を実験台に
選手に材料費を負担してもらうので、結局継続できませんでした、ってわけにはいきません。

そこで、導入前に自分がある程度走ってみることになったわけです。

まずは商品化されているワラーチ、ルナサンダルを購入。
ルナサンダル
走ってみたところ、これがまた良くて。

ワラーチランいけるだろう、ってことで、ルナサンダルとネットを参考にとうとうワラーチをつくりました。

ちなみにルナサンダルは1万円弱、当然選手に買ってもらうわけにはいきません。

思ったよりも上手くできたのですが、耐久性とケガも心配だったので、当時小6の息子もつき合わせて、暇があればワラーチで走りました。

結局その月(2014年8月)私はルナサンダルで130km、自作ワラーチで50km走り、息子はワラーチで6km走を週に2~3本(合計5~60kmってところでしょうかね)走って、二人とも何のケガもありませんでした。

ちなみこのときの実験(?)ラン以来、私は今でもワラーチで走っていて、息子もときどき付き合わせています。

5.選手に作っているうちに手馴れてきた
ケガの心配もないだろう、耐久性もどうやらよさそうだ、ってことで、めでたく練習メニューとして導入することになり、人数分作りました。
初代ワラーチ
たくさん作ったせいか手馴れてきて商品らしくなってきたので、ネット通販でお譲りすることにしたわけです。

こんな経緯で始まったワラーチ販売ですが、14年は数足しか出なかったものの、昨年,今年と少しずつ数が出るようになったんですよ。

それにしても、毎年少しずつ工夫を凝らして商品化しているつもりですが、作り方はあまり変わりませんね(笑)。