トレイル用ワラーチ 苦戦中
[no_toc]100kmレースにはワラーチでしか出場したことのない私。5月に出場予定の野辺山ウルトラマラソンのコースには、途中に砂利道が15kmほどあるようなので、トレイル用ワラーチ開発は有期限の課題です。
関連記事:ついエントリーしちゃった野辺山ウルトラってどんなコース?
耐久性チェックに要する期間も必要なので、そろそろ試作品が出来上がらないといけない時期なんですが、正直苦戦しています。
今回は、頭の中を整理する意味でも、開発のポイントと課題を再確認したいと思います。
譲れないポイント3つ
鼻緒の結び目を出さない
底に飛び出た鼻緒の結び目は急な下り坂に強くないので、アップダウンの激しいコースが多いトレイルでは、スタンダードタイプのように鼻緒の結び目が出ないタイプでないと、安心して走れません。
関連記事:ワラーチで困った事・壊れない?
鼻緒の端は、素材と素材との間に挟んで隠すので、必然的に2種類以上の素材を貼り合わせたワラーチになります。
軽さ
砂利道なんかでは、ある程度厚さがないと痛くて走れませんが、厚くすればするほど重くなってしまいます。
重いワラーチってすっごく走りにくいんです。
今までいろんなワラーチ作って走ってみましたが、200g/片足はキビシイ。150gでギリギリ。できれば100g以下に抑えたいところです。
ミニマル6㎜なんて、40gもないですからね。
グリップ
泥の上を走ることもあるでしょうから、アウトソールは凹凸がある程度深くてハッキリしたもののほうがいいんでしょう。
といっても、どんな凹凸パターンのアウトソールでもぬかるみ具合によってはグリップしないんでしょうな。
ワラーチと足裏との間にも水や泥が入り込むことがあるでしょうから、一番上の素材は滑りにくいものにします。
探してみると、ノンスリップシートというものが、厚さが0.2㎜から1㎜くらいの間でいくつか見つかりました。
できれば満たしたい条件2つ
材料は使いまわしたい
販売価格を抑えるためにも、できるだけミニマルとスタンダードの材料を使って作りたいところです。
手間をかけない
難しい加工や時間がかかる加工はNG。
これも価格に響いてきます。製作に要する時間が短いほど、安くお譲りできるわけです。
そもそも、価格に頓着しないんなら、私にとっては重すぎるんですけど、ルナ・ゴルド(←トレイル仕様のルナサンダル)を買えば済みますしね。
今、困っていること
いろいろ考えた結果、ミニマル6㎜の素材にスタンダードで使うゴムスポンジを重ねて、一番上にノンスリップシートを貼って作ることにしました。
できるだけ軽くなるようにと、ノンスリップシートは0.3㎜厚のものにしたのですが、これが薄くて扱いにくい(涙)。
スタンダードタイプと同じように接着すると、半日圧着したにもかかわらず、仕上がりがシワシワです。
ローラーを使って再度慎重に貼り合わせても
どうしても空気が入っちゃう。
自分で履くぶんにはこれでもいいんですけど、人様からお金頂戴してお譲りするにはチョットね(汗)。
今後の展開
接着力の強い両面テープを探してみます。
それでも加工しにくいのなら、この0.3㎜厚ノンスリップシートは諦めて、もう少し厚みのあるものにします。
でも、そうなると重さがね・・・。
トレイル用ワラーチ、今しばらくお待ち下さい(汗)。