トータルヒップ 仕様・状態
2009年に中古で購入しました。 20万円しなかった気がするのですが送料が絶句するくらい高かったことはよく覚えています。 「ずいぶん先になるけど○月○日まで納品が遅れていいのなら別の納品のついでに運べるから〇円(←たしか数万円だったような)でいいよ」と持ちかけられて、買うことにしました。
メーカーはSenohという会社です。 私の印象では学校や公共の競技施設との取引が多い老舗って感じの会社で、その関係なのか全く同じトータルヒップを高校の体育館やトレーニングルームで何度も見たことがあります。
型は結構古く、デザインのスタイリッシュさも便利な機能も一切ありません(失礼!)が、それでかえって故障しにくいのではないかと思っています。 購入したときの見栄えからしてその時点で製造してからまあまあの年月が経過していたはずなのに、その後10年使用していても動作の経年変化は全く感じません。
サイズ
重さ
200㎏前後あるはずです。
もし自宅の中に置くのであれば床の耐荷重量の確認をお忘れなく。 今置かせてもらっている倉庫の床はコンクリートですが、念のため木製の板を敷いてます(板は必要ならお付けします)。
ちなみに、Hogrelというメーカーが展開しているラインナップのトータルヒップSという動的ストレッチ専用の商品があります。 鍛える目的では負荷が不十分ですが、重量が88kgなので一戸建てや集合住宅にも置けます。 Hogrelにはインナーサイとマルチスローの購入時にお世話になりましたが、商品も対応もきちんとしている会社という印象です。 値が少し張ります(135万円)が、住居の中に置くのであればこちらの商品のほうがおすすめです。
ステップ高とアーム長は5段階
5段階調節できるステップ高。 1段階目と5段階目の高低差は12cmです。
同じく5段階調節の利くアーム長。 最短と最長の差はこちらも12cmです。
アームの角度を2段階追加
アームの角度が左右それぞれ7段階あります。 7段階目は水平よりもやや高い位置までパッドが上がります
が、下の動画のような大腿直筋のストレッチがしたくて、
もう少し高くパッドが上がる8段階目と、ついでにアームが垂直になる9段階目を追加しました。
加工は近所の板金屋さんにお願いしました。
ウエイトスタックのピンについて
ピンには深く刺さりすぎないよう写真のようなゴムがついていたのですが
劣化してとれてしまったのでビニールテープをグルグル巻いてゴムの代わりにしています。
説明書きのプレートはついていません
むかって左上部に簡単な使い方の説明が書いてあるプレートが付いていたのですが、今は付いていません。 いや、プレートはあるのですが、それを留めてあったネジが今はありません。
ワイヤーの交換について
今後傷んでくる可能性があるのはワイヤーで、それ以外は大事に使えば半永久的に使えます。 メーカーも部品製造を終了しているはずなので、もしワイヤーが切れたりしても修理してくれないと思います。
ただ、こういう重りをワイヤーで引っ張って上げ下げするタイプのマシンで、ワイヤーが伸びたり、ましてや切れたりしたのを見たことは無いんです。 少なくともこのマシンに関してはワイヤーを保護するビニールの被膜も傷んでいませんし、当分問題ないと考えています。
もしワイヤーに伸びが生じても、調節できるようになっています。
調節の仕方は搬入・組立て時にお伝えします。
解体、運搬、組立てについて
解体と組立てに関して難しいところはありませんが、何種類かの工具が必要です。 そのうちいくつかは一般のご家庭にはおそらくないので、購入者様ご自身で組み立てるのなら新たに調達する必要があります。
また、解体しても最も大きい部材は縦180cm 横80cm 高さ30cmの直方体状で、しかもかなりの重量です。 大型のお車や、中型でも助手席が水平まで倒れるタイプのお車をお持ちなら購入者様ご自身で運ぶことは物理上可能ですが、慣れていないと少々危険なので、このマシンの運搬,組立ては私(←院長すえき)が行うことにさせて下さい。