インナーサイ
股関節の可動域をひろげ、周囲筋をほぐすマシンです。 両膝を伸ばして行えば開脚の可動域拡大が、片方の脚をたたんだハードルをまたぐような姿勢(ハードラーポジションと呼ぶことにします)では脚をたたんだ側の股関節の深部外旋筋(梨状筋とか閉鎖筋とか)をほぐすことができます。
上手く力を抜くことができないので私はほとんどやっていませんが、治療院併設ジムにはかなりの時間を費やす選手もいました。
私は長年にわたり深部外旋筋の柔軟性が 左<<右 だったので、ハードラーポジションでばかりやってきたのですが、開脚の姿勢で坐骨に体重が左右均等にのらないことに気付いてからは、両膝伸展位もやっています。
これまでの歩み
2009年 購入
2017年まで営業していた治療院の院内ジムの1台目のマシンとして、Hogrelというメーカーから購入しました。 このような開脚の動的ストレッチマシンが治療院を開業するずっと前からずっと欲しくて、治療院にジムを併設したのはインナーサイを置きたかったからといっても過言ではありません。
始めてしばらくは、左脚をたたむハードラーポジションが、お尻の横がすぐつるので、とれませんでした。 上体を右に傾けてだましだましやるのですが、それでも何度か繰り返すとすぐつっちゃうので、回数がなかなかできませんでした。
~2011年 左脚をたたんだハードラーズポジションがとれるように
いまだ油断するとお尻の横がつるものの、ようやく上体を傾けなくても左脚をたためるようになりました。
この間、すぐつるので一度にたくさんできなかったものの、歩きでもも裏が張ったり(それまでは上手くもも裏を使えていなかったのではないかと思います)、便通が改善されたりと、日常動作や生活に実感できる変化が頻繁にあったため、飽きることもなく日に何度もエクササイズできました。
2016年 ドローイン
お尻の横がつりにくくなって回数がたくさんできるようになったのと、自覚的にはハードラーズポジションの左右差がなくなってきたことで、少し飽きがきてました。
ある日、骨盤の前側を吊り上げるようにお腹を凹ませて(ドローインと呼ぶことにします)やってみたところ、鼠径部の感覚に大きな左右差を実感。 以後は、ドローインをかけて数回繰り返し⇔腹部の力を抜いて数回繰り返し、を交互にやることにしました。
2019年3月 骨盤の前後傾
「胴体力入門」というムック本を読みなおしていて、骨盤を前傾・後傾させてエクササイズすることを思いつきました。
骨盤を伸ばした脚方向へ目いっぱい前傾させて数回、後傾させて数回、これを繰り返します。 左右差がハッキリ自覚できて、大変気に入っている方法です。
ちなみに「胴体力入門」はいろいろなボディワークが紹介されている本ですが、近頃よくある「何々トレ」とかいう触れ込みのメソッドには、この本(というか伊藤昇氏)に影響を受けたものがいくつもあるように思います。
中古で買えるようです。
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8月 開脚で坐骨に均等にのらない
あまり熱心でなかった両膝伸展位ですが、右の坐骨に体重がのりにくいことに、今さらですが、気付きました。 あらためて、膝伸展位でもたっぷりやっています。