筋力も可動域もアライメントも、右と左できっちり同じ、って人はいなくて、ゆがみや左右差は誰でも何かしらあると思います。

自分の場合、左脚のほうが少し長かったり右肋骨のほうが少し下がってたり、他にもいろいろありますが、走るのに困っているのは片足立ちの左右差です。

軸足を母指球と踵を結んだラインに荷重させ、大腿四頭筋に力がはいらないように股関節屈曲させると、2023年3月の時点でこんなに違います。

左脚を右と同じように上げるには、荷重させるポイントを小指側にズラし、大腿四頭筋も動員させないといけません。

それらのムダが、走距離が長くなると悪いほうに効いてきます。

経緯

明確に自覚したのは中学2年生の頃(1987年)です。

部活動のサッカーで、つねに左を軸足にして右でボールを扱っていたのに加え、切り返しも片足ジャンプも全部左でした。

成長期にそれだけ偏った運動を繰り返していればさもありなん、と今では思います。

その後20歳前後の頃に、右足首のケガで計半年間の松葉づえ生活をして、左軸足偏重が定着しました。

左股関節の可動域制限

左股関節の屈曲内転内旋可動域を右に近づければ、件の左右差も小さくなると思うので、ストレッチをすればいいはずです。

すぐに鼠径部がつまって痛くなるため、長らく非荷重位の種目中心で、ほとんど成果が上がりませんでした。

2021年の後半から、動的ストレッチマシンのインナーサイで大転子後方の深部をほぐす種目をはさむことで、荷重位の種目ができるようになったので、少しずつですが改善傾向です。

右の足部機能

先述した右足首のケガとその後の不要なトレーニングで、右の足部機能が著しく低下しました。

足部が不安定だと反対側の股関節屈曲内転可動域が狭くなるのはひとつのパターンなので、足部機能の改善が股関節の可動域を拡げる条件だと考えています。

2014年からワラーチで改善に取り組んでいます。

改善スピードはきわめてゆっくりですが、成果が実感できるので、継続するのは楽です。