キネシオテープの剥がれにくい貼り方
大会帯同の仕事で選手に貼る場合は、試合中に剥がれるのが非常に困るので、粘着スプレーを利用したり、下の写真のように端をテープで押さえたりすることもありますが、
それ以前にできる簡単な工夫が6つあるのでご紹介します。
1.手を洗う
できるだけ粘着面に触れないようにするのが大前提ですが、触れたところが皮脂で粘着力が弱まらないように、手を洗ってから貼ります。
乾いたタオルで拭くだけでも、洗いも拭きもせず貼ったときよりも明らかに剥がれにくいです。
2.切れ味のいいハサミを使う
切れ味のいいハサミで、断端を乱さず切ると剥がれにくいです。
私はトレーナーの仕事を始めて以来、ネバノンというハサミの中サイズを使い続けています。
今は簡単に使える研ぎ器(例えば 京セラ ハサミ研ぎ器 とか)がありますし、要(かなめ)が緩んでもドライバーで増し締めできるので、きっと引退するまで使います。
3.角をとる
テープは角から剥がれてくるので、丸く切り取ることで剥がれにくくなります。
4.患部を拭く
理由は「1.手を洗う」と同じです。
これも乾いたタオルで拭くだけでも全然違います。
5.擦(こす)る
テープを押さえて接着させたらすぐに、何度も擦って熱と圧力を加えます。
気温の低い時は特に念入りに擦って下さい。
熱を加えるとよく着くのは、粘着テープ類共通の性質のようです。
6.汗かく30分前までに貼る
貼ってすぐに汗をかくと剥がれやすいです。
適切な時間はテープのメーカーにもよると思いますが、私はある商品のパッケージに「運動の30分前までに貼る」と表示されているのを見たことがあるので、それに従っています。
まとめ
実際の効果の印象は
手を拭く= 患部を拭く= 擦る= 時間あける ≧ ハサミの切れ味 > 角をとる
です。