キネシオテープを剥がれにくく貼る工夫
大会帯同の仕事で選手に貼る場合は、試合中に剥がれると困るので、粘着スプレーを利用したり端をテープで押さえたりすることもありますが、

それ以前にしている簡単な工夫が6つあります。
1.手を洗う
できるだけ粘着面に触れないようにするのですが、少し触れてしまうので、皮脂で粘着力が弱まらないように、手を洗ってから貼ります。
水道がなくて、乾いたタオルで拭くだけで済ますときもありますが、拭かないで貼ったときよりも明らかに剥がれにくいです。
2.切れ味のいいハサミを使う
切れ味のいいハサミで、断端を乱さず切った方が剥がれにくいです。
私は20年以上前からネバノンというハサミを使っていますが、
切れ味もよく、刃こぼれもなく、大変満足しています。
もし切れ味が落ちてきても、今は簡単に使える研ぎ器(例えば 京セラ ハサミ研ぎ器)がありますし、要(かなめ)がドライバーで増し締めできるので、きっと一生使えます。

3.角をとる
テープは角から剥がれてくるので、丸く切り取ります。

4.患部を拭く
理由は「1.手を洗う」と同じです。
これも乾いたタオルで拭くだけでも全然違います。
5.擦(こす)る
テープを押さえて接着させたらすぐに、何度も擦って熱と圧力を加えます。
特に気温の低い時は念入りに、指先が熱くなるまでしつこく擦ります。
熱を加えるとよく着くのは、粘着テープ共通の性質のようです。
6.汗かく30分前までに貼る
貼ってすぐに汗をかくと剥がれやすいです。
適切な時間はテープのメーカーにもよると思いますが、私はある商品のパッケージに「30分前までに」という表示を見たことがあるので、それに従っています。
まとめ
剥がれにくくする効果の実際は
手拭く= 患部拭く= 擦る= 時間あける ≧ ハサミ > 角とる
という印象です。
「3.角をとる」以外は、やるとやらないのとでは大違いです。