トレーナーの大会帯同の仕事では、試合中に剥がれてきたら困るので、粘着スプレーを利用したり貼り端を押さえておくテープを巻いたりすることもありますが、
ここでは、そういう専門的な小道具や余分なテープに頼る以前にできる方法を6つご紹介します。
1.手を洗う
できるだけ粘着面に触れないように貼ろうとしても、台紙から剥がすときにどうしても少し触れてしまいます。 皮脂や汚れが粘着面に付くと、その部分が接着されずに浮き上がり、剥がれのきっかけになるので、それを防ぐために手を洗ってから貼りましょう。
水洗いが理想ですが、乾いたタオルで指先をぬぐうだけでも全然違います。
2.よく切れるハサミを使う
切れ味が悪いハサミでテープを切ると、切れ端が乱れてそこから剥がれやすくなります。 たかがハサミですが、よく切れるハサミを使うだけで相当剥がれにくくなります。
ちゃんと切れればどのハサミでもいいのですが、これから調達するのならネバノンにしておけば間違いありません。
大(210mm),中(170mm),小(135mm)と3タイプありますが、大か中がいいでしょう。
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2000年から使って今年(19年)で20年目ですが切れ味に全く問題ナシ。 要のネジがドライバーで増し締めできるので、緩んだりガタついたりして使えなくなることもありません。
大げさではなく一生使えそうな感じ。
3.角をとる
テープの類いはどれも角から剥がれてくるので、テープの角を丸く切り取ります。
4.貼るところを拭く
理由は手洗いと一緒で皮脂や汚れがあると接着されにくいので。 水拭きがいいのですが、これまた手洗いと一緒で乾いたタオルでふくだけでも拭かないよりはずっとマシです。
5.擦(こす)る
全体を接着させた後に、擦って擦って擦りまくって、しっかり圧力と熱を加えます。
あまり強く圧をかけると擦れないので、圧力の強さはほどほどで構いませんが、擦る回数はしつこいほど擦って指先が熱くなるくらい何回も擦ります。 熱を加えるのがポイントで、これはキネシオテープに限らず他のテーピングでも同じです。
6.貼ってしばらくしてから動く
貼ってすぐ汗をかくと剥がれやすいので、運動開始の少し前に貼りましょう。 どのくらい前ならOKかは何とも言えませんが、ある商品のパッケージかどこかに「30分前までに」って書いてあるのを見たことがあります。
まとめ
6を除けばどれも「なーんだ、そんなことか」って思ったかもしれませんが、3以外はやるとやらないのとでは大違い。 私(←院長 すえき)も3はやったりやらなかったりですが、他は必ずやります。
誰にでもすぐにできる方法なので、ぜひ実行してみて下さい。
※キネシオテープはヤフオクのフリマサイトで販売中。残りわずかです。